奥飛騨 秘境にて

中待合室に飾られている絵画は、長谷川すみゑさんの作品です。長谷川すみゑさんは、可児とうのう病院時代からの患者さんである長谷川信策様の奥様です。

長谷川さんの絵画は、2013年「秘境」が日光東照宮にも奉納されています。また、私の母校でもある愛知医科大学をはじめとして医薬系の大学やスギ薬局本社にも寄贈されています。

今回、当クリニックには「水の流れ」をイメージした絵画を開院の際に寄贈して頂きました。川や滝には人の心を癒す効果があると言われています。長谷川さんの絵画が中待合室で診察を待つ皆様の不安を少しでもやわらげることが出来れば幸いです。

長谷川すみゑについて

油絵で、飛騨川の濁流、荒れた山に張る木の根、冬の田んぼに溜まった水に映る空などを心象風景として描いている。一部水彩にて花等も描く。

  • 英国王国美術家協会名誉会員(三ツ星)
  • ベネチア国際芸術協会認定作家
  • ヌーベル・ルネッサンス認定名誉作家

(長谷川すみゑ 公式サイトより引用)

中待合と診察室に飾られている絵画

秘境・8(2012年)

絵画:秘境・8(2012年)

小学生の頃に描いた故郷の滝や谷川。
それらをもう一度描きたいと思い、運転免許取得後そこを訪ねてみると、埋めたてられ無くなっていました。
どこかにそういう風景がないかと探していたところ、ある会に参加してパンフレットを見ました。なんて美しい、ターコイズブルーのアテラ渓谷、数年後に娘婿の運転で長野県のアテラ渓谷へ行くことができました。家族でバーベキューをして写真もいっぱい撮りました。
本物の川は本当に美しく、写真では水の色が違うので、その色を忘れない為に、よく似た指輪を買いました。
絵を描くたびに楽しかった思い出もよみがえります。
この絵は水の色を引き立たせるために岩の色を変えました。

長谷川すみゑ

水鏡・2(2009年)

絵画:水鏡・2(2009年)

40代の頃から、油絵を5枚位同時進行で描き、それらが乾いてから次の行程へ進むので、その間よく花フェスタ記念公園に行き、バラの花をハガキに描きました。
公園の中心部に大きな池があり、水の中に木が何本か立っていました。いつもその風景を見ていて、太陽光に当たって虹色に輝く池の水の美しさ、木の形の面白さにひかれ、これを描いてみたいと思って描きました。この木も切られて今はありません。
1991年に日本画で別の場所の似たような風景を描きましたが、油絵の方がうまく表現できたと思います。

長谷川すみゑ