排尿に困っていませんか?

排尿障害は様々な要因で起こります。
患者様の中には『尿が出にくい』という排尿症状とか『尿が近い・頻尿』という畜尿症状に困っている方は多くいます。
これらの症状は前立腺肥大症だけが原因ではありません。
排尿障害は様々な障害や原因を認めていることが多く、これらを包括して『下部尿路障害』と定義されています。
また排尿障害は、個人のライフスタイルや年齢によっても大きく変わっています。
当クリニックではできるだけ患者様の症状を数値化や可視化することで、患者様の満足度を高められるように診療させて頂きます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

PSA高値
PSAは「前立腺特異抗原、prostate-specific antigen」の略語です。PSAが高いと前立腺癌の可能性があります。
そのほかに炎症や前立腺肥大症でも上昇します。当クリニックの診察の流れとしては、超音波にて前立腺重量を測定します。PSAを再検査し、本当にこの数字が正しいのか評価します。これらの結果を踏まえて必要であれば前立腺生検を行います。
前立腺生検により前立腺の組織を採取し顕微鏡で癌細胞の有無を調べます。
血尿
血尿については大きく分けて顕微鏡的血尿と肉眼的血尿があります
顕微鏡的血尿
目でみて尿の色の変化はわからないものの、尿検査にて血が混じっている状態を顕微鏡的血尿といいます。顕微鏡的血尿でも、がんなどの重要な病気の危険信号の場合がありますので注意が必要です。健診やかかりつけの病院で血尿を指摘されたら、お気軽に当クリニックへご相談ください。
肉眼的血尿


目に見えてわかる「血尿」を肉眼的血尿と言います。肉眼的血尿が出た場合、まず除外すべき疾患は膀胱がんとなります。
※特に喫煙者では膀胱がんのリスクは高くなります。
まずは超音波や尿検査にて大まかに膀胱をはじめとした尿路系の検査を行い、膀胱の中を詳細に観察するために膀胱鏡にて検査を行います。
さらなる詳しい検査として上部尿路(腎臓から尿管にかけて)の検査を行います。具体的には造影CT等の検査を施行します。(造影CT等の検査は近隣病院にお願いしています。)
膀胱がん 尿管がん 腎がん等の異常があれば連携病院に御紹介させていただきます。